私の名前は菊池梨桜。


私が小学4年生の10歳のとき、親の転勤で住み慣れた街を離れた。

でも私が高校生になるタイミングで、再びこの街に戻ってきた。




「うわー!懐かしいー!」

「もう。梨桜うるさい。来月からは高校生なんだからね?」

「分かってるよ、お母さん。」