美華に彼氏ができた。
それは親友にとって喜ばしいことには違いないけど寂しいというのもまた事実だったりする。
でもあの2人の恋愛に協力したのも紛れもない事実だ。
端から見たってあの2人は同じタイミングで一目惚れしてた。
そんなバカみたいなこと、と思うけど、実際にそうだったみたいだし。
あれからというもの、2人は放課後ほぼ毎日会ってる。お互いそんなにお金がないから、公園でゆっくり過ごす、なんてのが多いらしいけど。
「美華、今日はヒマ?」
「あ、うん。今日は陸真くん用事があるんだって。」
「そっか。じゃあいっしょプリ撮り行こ!お金大丈夫だよね?」
「うん、最近使ってないし、私も千絵ちゃんとプリ撮りたい。」
「うん!行こ行こー!」
~♪~♪~
と。それを遮るようになりだした美華の携帯の着メロ。まさか、と思う。
相手を確認し少し赤らんだ美華の頬。…予感的中。
「もしもし、陸真くん?……え、今から?あれ、用事は?……そっか。んーと、あのね、…。」
ばっ。気付けば私は美華の携帯を奪っていた。
『もしもし、美華?どうかした?』
「陸真くん。私、千絵。美華は今日私と遊ぶから!」
『え、千絵ちゃんっ!?、ちょっ……』
ツーツー…
そして途絶える通話。
「千絵ちゃん?どうしたの?」
「ううん、別に。陸真くんには言っておいたし、行こ!」
「…うん、そうだね!」
そうして歩き出した私たち。
いつもいっつも陸真くんに取られるんだもん。このくらいいいでしょう。
今日は私のなんだから、とちょっぴり陸真くんへの対抗心を向けた。
それは親友にとって喜ばしいことには違いないけど寂しいというのもまた事実だったりする。
でもあの2人の恋愛に協力したのも紛れもない事実だ。
端から見たってあの2人は同じタイミングで一目惚れしてた。
そんなバカみたいなこと、と思うけど、実際にそうだったみたいだし。
あれからというもの、2人は放課後ほぼ毎日会ってる。お互いそんなにお金がないから、公園でゆっくり過ごす、なんてのが多いらしいけど。
「美華、今日はヒマ?」
「あ、うん。今日は陸真くん用事があるんだって。」
「そっか。じゃあいっしょプリ撮り行こ!お金大丈夫だよね?」
「うん、最近使ってないし、私も千絵ちゃんとプリ撮りたい。」
「うん!行こ行こー!」
~♪~♪~
と。それを遮るようになりだした美華の携帯の着メロ。まさか、と思う。
相手を確認し少し赤らんだ美華の頬。…予感的中。
「もしもし、陸真くん?……え、今から?あれ、用事は?……そっか。んーと、あのね、…。」
ばっ。気付けば私は美華の携帯を奪っていた。
『もしもし、美華?どうかした?』
「陸真くん。私、千絵。美華は今日私と遊ぶから!」
『え、千絵ちゃんっ!?、ちょっ……』
ツーツー…
そして途絶える通話。
「千絵ちゃん?どうしたの?」
「ううん、別に。陸真くんには言っておいたし、行こ!」
「…うん、そうだね!」
そうして歩き出した私たち。
いつもいっつも陸真くんに取られるんだもん。このくらいいいでしょう。
今日は私のなんだから、とちょっぴり陸真くんへの対抗心を向けた。

