「あの、ごめ、…俺、…!」


ハアハアと息を切らしながら私に近づいてくる彼。


「ごめん、いきなり…。アイス屋も行かなかったし…。」

「あ、…ううん。…どう、したの?」

「え、えっーと。…あのですね。とりあえず…」

「?」

「…メアド、教えてクダサイ。」

「…ええ?」

「やっぱやめた!…もういいや!単刀直入に言う!」


困り顔の彼。そして、走ったせいで少し乱れてる制服とか、ちょっと赤くなってる顔にきゅんきゅんしちゃってる私。
…あれ?どうして?