そう言って、美華ちゃんはまた涙を流し始めた。


「ねえ、どういうこと？亮良くんに告白、されたんだよね？」

「……うん。でも断った。私、亮良の気持ちなんて考えたこと一度もなくて。…千絵ちゃん、言ったでしょ？男女の友情なんて有り得ない！って。…ホントに、その通りだったの。亮良はいつも通りにできるよう頑張るっていったけど、でも、もう昔みたいな仲のいい幼なじみには戻れないんだって、思うと、悲しくて………っ。」

「美華……。ごめんね。私が変なこと言ったから悩んだんだよね。でも、亮良くんはいつも通りに接してくれるんだから、きっと大丈夫だよ。また仲良くなれる。」

「……そう、かなあ…？」