高一の終わり、あの子と出会ってからもう１ヶ月近く経過し、俺は２年生となった。


春休み中もずっとあの子のことを考えてて、俺の家になぜだか遊びに来た香耶に怪しまれた。


あの日のことを１人で思い出しては赤くなり、あの子の笑顔を想像して心が温かくなる。

新学期の初めにはテストがあるが、当然勉強なんて頭にはいらなかった。
もちろん返却されたテストは散々な訳で。また同じクラスになった光輝に笑われた。