次の日
私は昨日と同じように自転車を回し学校へと向かう。
昨日は楽しかったなんて
思いながら急がせた。
学校へとつくと決まってある少女が話しかけてくる。
「スクープよ。スクープ。雪菜という女の子が立ったわ。ハイジは感動よ。」
「誰だよっ。」
このメルヘンチックでゲスイ少女の名は
渡辺香央梨
「おはよう。雪様」
「おはよう。メルゲス女王」
馬鹿だ。私ら。
それはいいとして朝自習の準備をする私。
そこに私をえぐるような一言が飛んできた。
「雪様、昨日の男は誰だす?」
「誰だす?何それ。」
「とぼけるではございまさせん。コンビニで男といたでしょ。楽しそうに」
やばい。
まさか見られていたのか?まさかあんな私を?
死んだも当然。
このメルゲスを代表する香央梨にあの私を見られると
面倒くさいことになるのは見えている。
「メルゲス女王、これには深い理由がありまして。」
昨日のアイスの事件を
一生懸命香央梨に話す。
香央梨は「誠か?」と聞いてくるが
嘘もクソもない。
