送電塔の下で



帽子のツバに、


手が、届、


触れた瞬間、だった。


風が吹いて。


「あっ、」


帽子が飛んでく。


反対側まで行って、引っ掛かった。


「ウソでしょ…」


でも、


行くしかないじゃない。


「うぅ…」


反対まで、慎重に行く。