送電塔の下で



「…ふぁ、はぁ…。んぅっ…や、やめテ…んっ」


さっきとは比べものにならない激しいキス。


やめて、


なんでこんなことするの…?


初対面の人に…。


いつのまにか私は泣いていた。


冷たい水が頬を伝う。


その途端、唇が離れる。


「ごめん、調子に乗りすぎた。…お詫び。これ、やるよ。」


真っ黒いリボン。


所々レースが使われていてとても可愛い。


裏側には、クリップが付いていて。


「あっ、ありが…」


え?


彼はいなくなっていた。


ちょっと恋しくなる。


また会いたいな、なんて。





誰も知らない、私の初恋。