「だーかーら!なんなのさあ!」 「あーわかったわかった、言いますから!」 渋谷は少し顔を赤らめながら 「そういうとこ、可愛いと思っただけ」 ――ドキッ。 あたしは今言われた言葉が 頭の中でリピートされていた。 きっと顔は真っ赤だ。 「なーんで、 面と向かってそんなこと言うのさあ!!」 「いやいや、お前が言えって言ったんじゃん!本当にお前といると飽きないわ。」 と、またあの笑顔で笑いだした。