そう言ってあたしの隣に来たのは―― 「おっ、隣は美山か!よろしくなー。」 渋谷隼斗。 直接話したこととかはあまりなかった。 でも、いっつもクラスを引っ張ってくれているムードメーカー。 「よろしくね。」 あたしはニコッと一言そう言った。