「咲、くじ引きなくなっちゃうよー?」
「あ、あたし余り物でいいや。」
「え、まじ?じゃあ先行くよ!」


京花はくじ引きに向かって
全力疾走した。



あたしは昔から

『残り物には福がある。』

という言葉を信じている。



だって
あたしがくじ引き引くと良いことないし。


何回1番前になったことか...。