「今日、一樹の呑みに付き合うんだ。」

「えー、楽しそう。」

「ただの愚痴大会だよ。」

「あははっ。」



でも楽しそうだなぁ、そういうの。



「アイツそのまま寝るし…しかも寝相最悪だし。」

「うわー…。」

「しかも後片付けは全部俺!」



私は思わず大きく笑った。



「大変そうですねー。」

「一人暮らしの辛いとこだよ。」



一人暮らし…。



「いいな、一人暮らし。」

「俺も高校生の頃は憧れたなー。いざ始めるとすげぇたいへんだけど!」



その後も私たちの会話は途切れることがなかった。