「…突然呼び出してごめんなさい。」



優しさに触れた。
あなたの想いに触れた。

決していい結果ではなかった。


だけど……素敵な、幸せな日々だった。


たった2ヶ月。
されど2ヶ月。

少しは、成長できたかな。



「…どうしても、渡したいものがあって。」

「渡したいもの…?」



まだあれから、2ヶ月しか経ってないんだね…。


でも2ヶ月で…私はあなたを知って、触れて

あなたに恋した。



「…これ。」



私は鞄の中から茶封筒を出し、斗真さんの前に置いた。



「…何?」