乾いた風がふく。 . . . ねぇ、和樹?なんでそんな恐い顔するの? 『. . . 行くぞ。』 『えっ!?待ってっ!!離してよっ!和樹っ!』 どんなに抵抗しても男の子の力には勝てない。 『やめてっ!イヤッ!』 『. . . やめてって言ってんじゃん。なんで離してあげないの?』 そう言って、奏太君は和樹の腕を掴む。 奏太君は、すごく和樹を睨んでいる。 . . . でも、声は震えていた。 『あぁ?なんであんたに言われなきゃいけねぇの?』 二人が睨み合ってる。