落ちている女は何か、オーラが出ているのか

用心棒の様な新しい彼が出来た


建築業だった彼は、車に鉄パイプを忍ばせていた


私は安心を少し感じつつ、安眠出来ない日々が続いた


悪夢を見て、彼を傷付けてしまった事もあった


そんなある日事件は起こった


しばらく大人しくしていた斉藤が、店にやってきた


私はとてつもない悪寒を感じた


斉藤はわざわざ、カウンターに座っていた私の後ろに座った


斉藤は何か小言を言っていたが、私は振り向く事すら出来なかった

何事も無く斉藤は帰って行った


数時間後着替えて私も店を出た


その日は雪が降っていた


雪降ろしをしている私の目に、恐怖が映った