優しいウソ

「ん〜〜〜〜!!」                                                                                 苦しい。息なんて出来るもんじゃない。                                                                        鼻までつまんできた。なんか恨まれることしたっけ?                                                                  最近会ってないから覚えていない。                                                                          「キンモクセイは秋しか咲かないんだよ!!                                  嗅げるときに嗅がないと!ほら嗅げ。」                                                                        そう言って鼻をつまんでいた手を離す。                                                                        すると、キンモクセイのしっとりとした香りが肺を満たした。                                                              なるほど、アンニュイで、もやもやする甘さが良い。                                                                  ちょっと笑う。すると、アイツも笑いかけた。