ピピピピピ…


『ぁーもう。うるさいなぁ。
朝くらい寝かせてよね。』

愚痴愚痴いいながら、
わたしわ準備をする。

一階に降りると、
会いたくない人物がいた。

「おっ。結衣~。お前まだいた?
気づかんかったわ(笑)はやく
どっかいけよ(笑)お前いらないし?
あの女わ?(笑)あー仕事か(笑)」

こいつわ、あたしの父親。
小さい頃、リストラされてから
ずっとこう。働きもせず
ずっと家にいる。母さんには
暴力振るうし最低な父親。
だから、母さんはずっと、働きっぱなし。



『あ?いわれなくても出ていくし(笑)
ま、せいぜい浮気相手と楽しめば?
今日と明日わ、帰んないし。んじゃ。』

あたしわ、ほんとわこいつと
喋りたくもない。
けど、腹立つ。言われっぱなしわ、
あたしわ大嫌いだ。