隣の席から


「………美羽……」

「ん?」

「あたし…砕けたくない」

「諦めるの!?」

「違うよっ!!」

静かに息を吸い込む

「あたし…当たってくる
……幸せになるから…」

突然空が晴れてきた

「美羽……ありがと…」

「………うん………」