意地悪くんの恋愛事情




私の頭んなかは早くこの場から離れたいという事でいっぱい。




時計をチラチラみてはこれからの高校生活を少し妄想。




それの繰り返しで…




「では、新入生の皆さんは各クラスに担任が教室に案内するので速やかに移動をお願いします。」



やーっと終わったようだ、


先生の話はいっつも長いから嫌いっと改めて今日思った。




「あ″ぁー、疲れた!!」



椅子に座りながら背伸びをして親父臭い事を言ってると




「早く動けよ。のろま」





出たよ…。




「のろまじゃない!!」



そう叫ぶとアイツは私の後ろを指さした。



「えっ?」



後ろを振り向くと私の列は誰も居ない。


道を目でおうと皆もう体育館の入り口近くにいた



「うわ!ヤバいヤバい」


慌てて立ち上がり白い目線で痛い
保護者達の真ん中を急ぎ足で歩き
何とか追い付いた。



「はあ、よかった。」