入場して席に座っても話などまったく聞いておらず
私はあの性悪男の事ばっかり考えていた。
顔だけ良くて性格悪いなんてほんっとあり得ない!!
ものすごくイライラするのに…
この、懐かしい気持ちはなに?
思い出せそうで思い出せない。もどかしい感じ…
そう思いはぁっと小さくため息をついた。
「1人で百面相とかやめてくんない?
見ててイラつく。」
入学初日にこんな事言ってくるのはアイツしかいなくて
「すみませんねーだ。」
だったら見なきゃいいじゃん。
わざと挑発するような勢いで言った。
我ながら子供だな…っと後々思う。
アイツは小さく舌打ちをしてダルそうに校長(ハゲ)の話を聞ききだした。
本当コイツは何がしたいんだ…。
考えるだけでもむしゃくしゃする
あー!やめた、やめた。
アイツの事考えてたらキリがない。
早く終わらないかなー
