な、なに…!!?
そんなにガン見されては照れる通り越して不安になってくる。
まさか、顔になんか付いてるとか?
鼻毛でてたり…
朝ごはんが口の周りについてたり!!?
そんな事ばかり考えてるせいで不安が増してくる。
「あ、あの。私の顔に何か付いてますか?」
我慢できず前のイケメンくんに聞くと
「…俺の事覚えてる?」
え……??
予想外の展開に私は固まった。
こんなイケメンと合ってたら忘れる筈がない。
どこでかで会ったかな?
頭をフル回転して思い出してみるけど
彼に会った様な記憶はない。
「えっと、人違いだと思いますけど…?」
会ったことあるっとしょうもない嘘をついても
意味ないから私は正直に答えた。
のに…
「は…?」
彼の顔は一瞬歪み、思いっきりこっちを睨んできた。
あれっ…怒らせちゃった?
でも、知らないもんは知らないんだから怒る意味が分からない。
