まるで小学生みたな返事をしたので
周りからクスクスと笑い声が聞こえた。


ちょっと、後悔…、少し落ち着こ

そんな事を考えていると


「んじゃあ、ここなー」


っと言われ背中を押された。


「っきゃ!!」


いきなりだったから

案の定バランスを崩し前の人とぶつかる私。



もう、最悪…!
先生も急いでんのは分かるけど押さなくたっていいのに。


なんてグチグチと心の中で呟きながらも


「あ、えっと。ごめんなさい!!」


前の人に謝っといた。


ぶつかったのは男の子だったらしく
私の顔を見ては目を大きく見開かせている。


その人の背は私の頭一個分よりも大きくて

絶対女子にモテるだろうな、っと思うくらい少し幼さが残ってる整った顔。


極めつけに少し長めの黒髪、耳にはシルバーのピアス。



一言言えば、スゴくかっこいい。
だけど、なぜか懐かしい感じがする。


そんな事を考えながら再び彼を見ると
まだ私の事をガン見していた。