意地悪くんの恋愛事情



いつも自分の番が来ると
緊張しちゃって噛みまくり…。


おかげで毎回自己紹介の時には
みんなの笑われ者。


のーんちゃああん!!
っと心の中で助けを求め
のんちゃんを見つめたが


「…はあ。」


自分でどうにかしろと
言わんばかりに目を逸らされた。


なんて事だ…。



私は自分の番が来るまで
必死に噛みませんようにと深呼吸をしまくった。



これで多分問題ないよね。



よしっと机の下で小さく
ガッツポーズをして喝を入れた。



「松下っと…。次ー」



たけちゃんの視線が先が
私にあると気づき慌てて立ち上がる。



「ええっと…。あの、みっ宮本愛理です。

南中から来ました、んっと、クラスのみなさんと
仲良く出来たらなあっと思ってます。よっ、よろしくお願いしまっしゅ…」




「ぶっ…」