アナタと私の距離



「りぃ!もう少しがんばれ!」

「うん!」


あと、あともう少し!!

あたしは、今までで一番速いと思うくらい頑張った。


パーン!




【非常に僅差ではありますが、
竹内璃乃さんが最下位からのまさかの大逆転、一位です!!】



嘘っ。

あたし最後のほう、目瞑りながら走ってたからわかんなかった…(危ないです。)

嬉しい…




「やったな、りぃ!」

「うん!」

良かった!これも、彰平くんのお陰だよね。


「彰平くん、ありがとう!」

あたしは、彰平くんに感謝の気持ちを込めてニコッと微笑みながら言った。

「お、おう…///」