アナタと私の距離



「到着」


「えっ!?」


ホントに30秒で着いた…


「どうぞ」


「お邪魔します…」


って、お家の人いるんじゃないのかな?


あたし入っちゃって良いのかな?


「こっち」


といって彰平くんの部屋と思しき所へ招かれた


「失礼しまーす…」


「恥ずかしいから、あんまり見んなよー」


「え、あ、うん!」

って言いながらも、見ちゃうんだよね…

黒と青で統一された、シンプルな部屋。

綺麗すぎず、汚すぎずでなんか落ち着く…


「ベッドの上に座って」


「うん」


「消毒、ちょっとしみるかもな…」


ひぇ~しみる…


ちょっとじゃないよ、

かなりしみる…