アナタと私の距離



痛っ…





いけどそこまで痛くない…??



と思い目を開けたら


「大丈夫?」


「彰平くん…」

彰平くんが支えてくれていた。



彰平くんとの距離
13cm



「ごめん、歩くの早かった。大丈夫?」


「あ、うん。ありがと
大丈夫だよ?」


「ごめん。ゆっくり歩くから

ほい!」



と言って手を差し出してきた。


これは、手を繋いで良いっていうことかな?
んー、繋いじゃえ!



ギュッ



「行くぞ!」


「うん!


……痛っ!!」



歩き出そうとしたら、膝が痛い~



「りぃ?

あ、膝から血出てる…」



ホントだ…
あたしの膝からは、生々しい血が流れていた。



「いま、躓いて擦っちゃったのかも…」



結構痛いよこれ…