嫉妬するほどお美しくて。

悩ましいほどお可愛いらしくて。

お優しい、お優しい、母上様。

大好きな、私の母上様。

本当は私は、心弱い愚かな女なのです。

誰かに支えていただかなければ呆気なく崩れていく、愚かな女なのです。

私が笑っていられるのは、母上様がいらっしゃるから。

どこにいても、どんなことがあっても笑っていられるのは、母上様の愛を確かに感じられるから。

時の流れは残酷で。

私は、母上様と同じ時は歩めないけど。

この先何があっても、どうか笑顔でいらっしゃって。

この先何があっても、悲しみの淵に沈んだりなさらないで。

母上様のあたたかな愛を必要とされる方は、きっと私の他にも現れるはず。

時を越えて、母上様を待っていらっしゃるはず。