雨粒はキラキラ。

雨音は歌う。

赤い傘がクルクル舞って、暗い空から光が差す。

君の一挙一動で、俺から見える世界が色と音を変える。

楽しい色も、悲しい色も。
悲しい響きも、楽しい響きも。

俺の世界は全て君が作り出す。

君に出逢う前、俺の世界はどんなだったンだっけ?

もう思い出せないケド、きっと味気ないモノだったに違いない。

君を失ったら、元の世界に戻るのカナ?

無理だろうな。

君を失ったら、俺の世界は色を失う。

音を失う。

全て失う。

元の世界には戻れない。

君に出逢ってしまったから。

君を知ってしまったから。

『好き』なんて言葉じゃ足りないくらい、君が好きだよ。

君は俺の世界だ。

君は俺の女神だ。

君は俺の全てなんだ。