H*B プリンセス



お隣なのにそんなことも知らなかった。



もっと話せばよかったなって今さら後悔。



ただでさえほとんど友達もいないんだし、卒業までに少しでも仲良くなれるように頑張ろう。



「終わったー!」



頭ではいろいろ考えながらも、手は止めずに写した。



ようやく終わって伸びをすると、黒崎くんはまだ隣にいて。



「これ、ありがとう」



プリントを返すと、黒崎くんは「よかったな」って笑ってくれた。



なんか、ちょっと……キュンとした。



あれかな。笑顔なんて初めて見たから。