―――――――――― ――――― 「柚奈、これお母さんから。頑張って」 「ありがとうー」 0時もとっくに過ぎた頃、お姉ちゃんが部屋に来てマグカップに入れられた温かい紅茶を机に置いてくれた。 明日までに論文の提出があって、それを書いていたんだ。 それさえ書き終われば、あとは結果を待つだけ。 仕事がある分、どうしてもやるのは夜になってしまう。 だけどこれでも受験生だし、大学は行きたいし。 こんなギリギリになってしまっているのが現状なんだけど。