crazy story

カタッ...

「いっ・・!?」

突然の物音に楓が小さく悲鳴をあげる。

私を掴む力も同時に強くなる。

「ちょ、楓痛い」

「だって、今物音が・・」

物音のした方を向くと

人影が見えた。

「あ、楓。あっちに人いるよ。いってみよ」

楓は小さく頷いた。

「あのー。すいません。警察の方ですか?」

「・・・・・」

暗くて表情が見えない。

「あのー・・」

「・・・・・・・」

返事は無い。