もう、最後にしよう




電話をかけてきた繭は



弱々しかった



とにかく



行くところのない繭を



家に呼び



ここに住まわせることにした



「繭、やっぱり好き?」



「好きだけど戻れない
きっとあたしは
そばにいられない」