夜の路地裏で担がれてる、金髪ツインテールと銀髪男を見てまわりはどお思ってるのだろうか…
「(…考えるだけで恥ずかしいわ)」
コツ、コツ、コツ…
心地のよい足音だけが響いている。眠くなってきたかも…。
ウトウトしていると肝心なことを思い出した。
「(…あたし、まだお礼言ってない!)」
今話しかけてもいいのかな?なんか無言だけど。怒ってんのかな?
「あ、の!」
「なに?」
「さっきは、ありがとう、ございました…」
「なにが?」
「た、すけてくれたじゃないですか…?そのお礼を……」
「あそ」
「(…あそ、だけかよ!)」
ってか、どこ向かってんの?

