「おせぇっ!」
「…ご、ごめんなさぃ」
「たく…何かあったかと思って心配しただろぉがぁ」
いや、もうなにか起こったあとなんですけど…。
「いやぁ〜遅れた理由なんだけどぉさ…何て言うか…巻き込まれたみたいな?それで通りかかった謎の男の人に…た、助けてもらったみたいな…?」
「あ?意味わかんねぇぞ」
「だから、ギャルに絡まれてるのをこの人がっ!…あれ?」
いない…
あの優男は?
「おばちゃん!醤油ラーメンの半チャーハンセットと餃子ね?」
「またこの組み合わせかぃ?」
「旨いんだもん!あ、大盛りね?」
よく食べるなぁ…。
ニコニコしながら振り向いた優男。
「あ、」
「?、ぁ、助けてくれた人です…。」
「はぁ〜…」
なんのため息なんでしょう?

