「っ、なんだてめぇ…。」
「ねぇ、混ぜてよ」
「はっ、嫌だね。こっちも久しぶりなんでな譲る気はねぇがなぁっ!?ぐはっ!!」
「!?えっ?」
不良のリーダーみたいなやつが膝から崩れ落ちる形で床に倒れた。
「(な、なにがおこったの!?全然わかんなかったんだけど。)」
優男は長い前髪をかきあげて妖艶に微笑んだ。
「ねぇ、誰がヤりたいなんて言ったのかな?俺が溜まってんのはストレス。ねぇ、誰からサンドバックになりたい?」
「っ!このぉっ!!」
あの優男さらっと怖いこといったよ…。
しかも、体細いのにあんなにデカイ相手を一発で気絶させるなんて…。
「ほっ。…ねぇ、ちゃんと狙ってんの?」
「はぁ…はぁ…なめる、なっ!」
「はぁ………つまんねぇよ。」
恐ろしい相手にあたしは助けを求めてしまったみたいだ…。

