「ふぅ〜…大体さアンタが蓮にふさわしいわけないじゃん」
「っ!(…タバコの煙かけられた)」
煙たくて顔を背けると、ギャルがこっちまで歩いて来た。
「こっちが頼んでんだから、はい。分かりましたっていやぁいいんだよ。」
「…………あなたたちは蓮の何を知っててあたしと蓮を別れさせたいの?」
ギャルは勝ち誇った顔をして言い放った。
「身体の関係を持ってた。困るじゃん?あんなイケメンに彼女ができました、あたし逹いらなくなりました。」
「………」
「それじゃあ、こっちのプライドが立たねぇんだよ。分かる?」
「………(あの顔ならセフレがいてもおかしくないよね)」
「分かったんなら、別れてくれる?」
「………(後であったらケータイのアドレス見せてもらわなきゃ、女の名前なんかあたしだけでいいのよ)」
いっそのことケータイ壊した方が早いんじゃあない?
「?、おい?」
「………(ってか、セフレってどのくらいいるんだろ?はっ!もしかしてまだいるとか!?)」
「……おーい?話聞いてる?」
「………え、あ、別れるのは無理です。じゃあ」
「……………そっか。おい、ヤっちゃえよ」
まさか、後ろに不良が隠れてるなんて思いもしかなった。しかも、キモい。
これもしかして…ピンチ?

