あたしは、学校に行けたらいいやって考えてたから4組がバカとか知らなかった…。
「さ、俺帰る」
「え?もう帰るの?まだいてよ蓮兄ちゃん」
「いや、今日はもう帰るの。また来るぞ和也、学校頑張れよ」
「うん!まってるよ!」
蓮が帰るらしく、玄関まで着いていった。
「、帰るの?」
「あぁ、もう親帰ってくんだろ。」
「…(あ、もうそんな時間だ)」
「飯、上手かった。明日、楽しみにしてろよ奈々」
「えっ…!、」
「…おやすみ」
あたしは、その場にヘナヘナと座り込んだ。
あ、あいつ…今唇になにか、柔らかくて暖かいものが…
「…っ!」
私のファーストキスはライオン様に綺麗に奪われてしまいました。

