もしかして、ツインテールのやり方を教えてあげれば良いのかな?
「も、し良ければ…あの、ツインテールの結びかた教えましょうか?」
「えっ?マジで!?」
明らかに嬉しそうに笑う顔はまだ幼さが残っているような気がした。
「じゃあ、さっそく教えてくれ!」
「はい!あ、でも…」
「ん?」
「誰の髪を練習台にしますか…?」
「…………あっ」
あたしの髪を練習台にするのは無理だし、かといって黒髪アシメの髪じゃあ短すぎる。
「(これじゃあ、練習は無理かな…)」
諦めかけていると、銀髪が戻ってきた。
「あ、陸人(りくと)」
「?…あ?なんでお前いんの?しかも、そいつ蓮に会わせるやつだぞ?」
「マジで?え?蓮が探してたやつってこいつ!?」
銀髪はどうやら陸人って人らしい。
二人があたしを見てくる。
「(…え?あたし何かした?)」

