「ちょっといいか、な…?」

「あ、俺?いいけどこれ…。おっお前これ持って行っておいて」



たまたま通りかかった友達に声をかける



「おう!いいよーっ」



快く引き受けるその友達は私のほうを見て



「案外重いんだな」



なんて言って笑い掛けてきてくれる



それが少しチクッとした

西原くんが良かったと思ってしまったから。



そして西原くんは女の子とスタスタと歩いて行く