-優梨-


それは突然のことだった。



今日は終業式だった。


これから夏休みが始まるというすごくうれしい日だった!!


私、「萩野優梨(はぎのゆうり)」は学校から家に帰るなり親に呼び出された。


「おい、優梨ちょっと話がある」


「な、何??」

せっかく帰ってきたばっかなのになんなの??


お父さんに呼ばれたので私はリビングへ戻った。


「あのね...母さん達...り、離婚するわね」


「え??」


え...?


私は頭の中が真っ白になった。


「ごめんな、優梨。理由があって...」


「理由って何?今まで普通に過ごしてたじゃん!!」


「なのに...なのに。うぅ...う、ひっく...」


なんで??


今まで普通に過ごしてた。


それなのに急に離婚って...。


これから、私はどうすればいいの?