「じゃあまたねー」 「うん…」 行かないで欲しいけど、言えるはずもなく。 あぁ~、沙希ちゃん…。 私はガクリとうなだれた。 「調子悪い?」 「いえ。大丈夫です」 「じゃあ行くか」 低い、本性の声で言って、会長は歩き出す。 「どこ行くんです?」 「遊ぶに決まってるだろ。 遊園地で読書しようなんて言うか?」 それはごめん被りたい。