*** 「じゃあねー」 夏実ちゃんは生徒会室を出ていった。 それを追うように佐原君も。 私も鞄に荷物を詰めて立ち上がる。 「夏村、何かあった?」 「え…?」 会長の突然の質問、意味がわからない。 「なんか、考え込んでた…」 あ…。沢中君のこと…。 「いえ、気にしないでください」 私は鞄を肩に掛ける。 「そうか」 釈然としない表情で会長は言った。 私は逃げるように生徒会室を出た。