生徒会長の裏の顔



「いやぁぁあ!!」


「夏村!!」


明るい光が差し込んだ。


「……会長」


「今すぐ生徒指導室に行って」


本性を隠した、低い声で二人に言った。


「は?従うわけ…」


「おいお前ら!行くぞ!来い!」


そう言って入ってきたのは、生徒指導の教師。


唖然とする二人を連れて、さくさくと出ていった。


「大丈夫か?」


会長が手を伸ばす。


思わず、体がビクッと避けた。