「何してるの?今は競技中。用がある人以外は校庭」 薄暗い倉庫の中には男子生徒が三人。 一人は床に膝をついて、咳をしている。 「…くそっ」 と二人の内、片方が呟いた。 あれ、この人たち、頭良いはずじゃ…? 「お前もう行けよ!」 と、咳をしていた生徒が外に出される。 「何をしてたか言って。先生もしくは本部に連絡する」 逃げたした男子生徒の顔を覚えながら、残った人に言う。