生徒会長の裏の顔



女子に囲まれてお話し中。


行きたくないなぁ。


「遅れないようにね」


放送委員に行って、私はトラックの中に向かった。


「会長、いいですか?」


「あぁ。
ごめんね。仕事があるから」


笑顔でみんなに言って、私に向き直る。


「午後の最初なんですけど、私と佐原君が二人抜けるので、風紀委員にでも協力を頼んでください」


「わかった。
整備委員の火薬が足りてるか、確認できる?
すぐじゃなくてもいいから」


「大丈夫です」