「頑張れよ、洸。 協力してほしいならするぜ」 佐原は偉そうに笑った。 協力なんて頼まねぇ。 自分でどうにかするさ。 「ありがと。しばらく自分で頑張るよ」 「おう。いつでも来いよ」 「私も協力するー!」 ペンを振りながら、書記の山内が言う。 「ありがと。山内さん」 絶対、惚れさせてやる。 密かに、決意を改めた。