会長が率先して、中に入る。 「鈴、お帰りー」 書記の夏実ちゃんが手を振る。 すでに二人は、ペンの確認をしている。 「ただいま」 言いながら床に板を置く。 「あれ、紙って…どこ?」 部屋を見回しながら、私が呟く。 「あぁ!資料室だ!」 夏実ちゃんが叫ぶ。 「じゃあ私、取りに行ってくる」 「ごめん、鈴!」