「本当に大丈夫です」 「そうじゃなくて。 こういうとき、女子って頼るだろ」 「…そうですね」 これは、遠回しに頼れと言われている…? 「でも、自分で出来ることを人に任せたくないです。 仮にも、副会長ですから」 私が言うと、会長は笑った。 「やっぱ夏村だな」 何を当たり前のことを…。 そう思ったところで、生徒会室に着いた。