校舎の隅っこにある倉庫についた私たちは、会長が扉を開けて中に入った。 「5枚だよな」 呟きながら棚の上に手を伸ばす会長。 そこには板が3枚しかない。 私は倉庫の中を見回して、あと2枚の板に手を伸ばす。 背伸びしてギリギリ届いた。 板を持って手前に少しずつ引く。 「うわ…。埃が…」 一度手を離して、顔の前で何回か振る。