うわ、近いっ。 楽しそうに笑っている会長。 何なんだこいつ! 「夏村」 耳の横で、会長が呟く。 その瞬間、背中がぞくりとした。 え。何…? よくわからなくなって、会長を見る。 笑みを浮かべていた会長はいなくて、真剣な表情があった。 「会長…」 「…っ、何ボーッとしてんだよ。 ばーか」 と、会長は離れた。